同志社大学の文化祭(浪人時代)

侵食する夜が若き未完の器を襲う。

 

「同志社大学」

関西最難関私立大学の一角を担い、数々の有名人を輩出してきたことで知らない者はいない。

キャンパス数は4、そのうちの今出川キャンパスの文化祭に浪人時代行った。

人数は自分を含め4人。昼食を済まし、勉強に取り掛かろうという時に、近くで文化祭が行われているから行こうということになった。

正直文化祭系統の行事に全く関心を示さない僕は行きたくなかった。しかし勉強するのも嫌(浪人生)だったので渋々行くことにした。

僕「みんな、いくらぐらい持ってきたの?僕はつい先日バイト代が入ったからそこそこあるよ。」

一同「お金持ってきてません」

僕「!」

僕「何しに文化祭行くの?」

一同「え~、なんでしょうね~~笑」

僕「(こいつら…)」

同志社大学内では溢れんばかりの人だかりで賑わっていた。しかし、一個人の意見として、ぶっちゃけ普通。どこの大学にもあるありきたりの文化祭だった。同志社学生にとっては楽しい思い出の一つになるのかもしれないけど、自分には全く響かない。2秒で帰りたくなったが、せっかく来て何も買わないのも微妙なので4人分のフランクフルトを買った。1本200円なので合計800円。痛い。バイト頑張ろ。

1人ずつフランクフルトを渡すも「あーありがとう」と棒読みで言われ、腹が立った。渡している最中に一人、

知り合い「あっ、前田さん。僕いらないです。」

僕「!」

僕「えっ、いらないの?」

知り合い「はい、いらないです。」

僕「ハハッ、そうか。じゃあ2本とも食べちゃおうかな。」

前述した通りすでに昼食を済ませているので正直要らない。しかも肝心の味、全然おいしくなかった。

帰りたくて帰りたくて震えていたが、知り合い二人が他の場所にも行きたいということでどこかに行ってしまった。自分とJKの二人になったので、

「じゃあ、適当に歩く?」というも

JK「はあ?」

「!」

「(えっ、冷た...)」

できれば貴方と一緒に歩きたくないんですけどオーラが絶妙に辛い

沈黙が続いた

行く場所が無いので元の入口にたどり着いてしまった

相変わらず人が多い

僕「(うーん帰りたいなー)」

???「あっ、あそこにめっちゃホットドック食べたそうな人おる!!!」

僕「(同志社生か、相変わらず滅茶苦茶なことを...)」

僕「(そんな奴おるか。)」

同志社生「あそこあそこ!!!」

集団が指をさして大きな声で言っている。その叫び声は会場でよく響いた。そしてその指先、明らかに僕だ。

彼らはとうとう僕のほうに歩を進めてきた

僕「えっ...」

同志社生「君今すごくホットドッグ食べたそうな顔してるよ!」

因みにこれまでの人生で一回も言われたことが無い

僕「えっ...」

同志社生「さあ」

肩をポンとされたが明らかに力加減がおかしい。ポンではない。ギュッが妥当だ。

僕「ちょっ!!」

行先はホットドック売り場

僕「(助けてJK!)」

しかしJK、こちらを見てめっちゃ笑ってる

僕「(畜生!!!)」

僕「(すまん、昼食+フランクフルト×2でホットドッグ食うアホおる?)」

 

 

ホットドック売り場

同志社生「イエーーーーーーーーーーーーイ」

僕「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

学生特有の盛り上がり

同志社生「200円ね。」

僕「どうぞ。」

同志社生「お客さん帰りまぁぁーす!!!!!」

同志社生「イエーーーーーーーーーーーーイ」

 

足が鉛のように重い

JK「お帰りw」

僕「ああ。」

JK「私もあの集団に絡まれてん。」

僕「へー何て?」

JK「あの人彼氏?って」

僕「あー俺のことか。それ、なんて答えたの?」

JK「財布ですって答えた。」

俺はホットドックを地面に叩きつけた

 

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